星の王子さまで心に届いた物
推しの出た星の王子さまという朗読劇を見てきました。
砂漠に不時着してしまった1人の飛行士が、
不思議な少年に出会うお話です。
推しは珍しく少年の役。
星の王子さま。別の星から来たらしい。
王子さまは沢山の人から何かを学びたくて色んな星を転々と冒険し、たまたま出会った飛行士に色んな事を聞きます。
そうして判明していく王子さまの故郷の星。
王子さまの星はたった1人で住んでいて、
そこに突如、ひとつの花が咲いた。
花に挨拶して話しかけていくも、
花は高飛車で、なんでも偉そう。
毎日2人は交流を深め、互いにどんな性格か分かりきったような関係。
しかしある日、王子さまは色んな星に冒険してみる。と花に伝え、旅立とうとします。
花はいつもに比べて元気がない。
でも花は例え風が吹いても毛虫が来ようと、
棘もあるし1人で大丈夫。とっとと旅に出なよと背中を押します。
そんなこんなで王子さまは沢山の星を巡ります。
色んな星で出会ったのはどれも変な大人達。
大人ってこんな人ばかりなのかなと疑問に思いながらもオススメされた地球へとやってきた王子さま。
そこで1匹のヘビと出会います。
この星は今まで君が回ってきたような星とは違う。
すっごく大きいんだ。と教えられる。
王子さまが今まで巡った星は人1人が住むのにやっとの様な星ばかり。
沢山の人が居るなら色んな事が知れそう。
と心を躍らせる王子さま。
ある日、1匹のきつねに出会います。
きつねは「大切な事が知りたいなら懐かせてよ。」と頼みます。
懐くって何?と聞く王子さま。
きつねは言います。
「誰かと少しずつ交流を深めていくことで、絆が生まれる。そうして絆が出来ることで、互いに凄く大切な1人になれるんだ。」
そうしてきつねと交流を深め、王子さまは絆を理解します。
途中、沢山の薔薇畑に出会い、沢山の薔薇と会話をした王子さま。
沢山の薔薇はどれもこれも特徴の無い性格で、
故郷に居たあの高飛車の薔薇とは大違い。
そしてきつねと交流を深める内に、故郷の薔薇を1人にしてしまったことが気になります。
きつねと交流を深めた王子さまは
あの薔薇は少しずつ交流を深めたからこそかけがえのない1人なんだと気付きます。
そうした経験を飛行士に話す王子さまは、飛行士とも絆が生まれてきています。
飛行士と砂漠で過ごした時の楽しさに満足した王子さま。
王子さまはもう故郷には帰れない程遠くまで来ています。
地球に来て1年になった王子さまは全てに満足し、飛行士の描いた絵を持って故郷に帰ろうとします。
そこで最初に地球で出会った毒蛇に頼んで、王子さまは毒に侵されてしまいます。
そんな形で故郷へ帰る王子さまのお話でした。
ざっとなので分かりにくいとは思いますが、
凄く素敵だったのが
本当に大切な事は目に見えなくて、心でなら見ることが出来る。という言葉でした。
またオタクと推しの話にはなりますが、
オタクは推しの考えてる事が分かるわけではありません。
でも今まで少しずつ色んな世界を見せてもらって、いつの間にか信頼が生まれていますよね。
それが絆なんです。
例え一方的に思えても、これがオタクと推しの信頼関係です。
色んな人から見たら、その人はただ普通の人間に見えても、
沢山交流を深めたその相手はかけがえのない1人なんです。
友達も皆そうですよね。
他人から見ればその辺の人。
でも自分からすれば長い時間交流を深めた大切な1人。
そういう絆の大切さ。特別なたった1人の大切さを教えてくれた公演でした。
凄く感動した。
だから貴方も、1人の友達。推し、家族、誰でも絆のある人を大切にしてあげてください。
凄く良い事を心に貰えた。
ありがとう。